なにかの記録

忘れたくないことなど

「BUSTAFELLOWS」を遊びました

可愛い男の子たちが身体もメンタルもボコボコにされるのを眺められる良作。

共通ルートがとても楽しい。ヒロインの住んでいた家が崩壊(文字通り)したため男の子たちのシェアハウスに招いてもらうことになるのだけど、賑やかに毎日を過ごしている様子はこちらまで仲間に入れてもらったような気持ちにさせられて気分が良かったし、時折出るアメリカンジョークっぽいものも愉快で、独特の空気感があったと思う。

その分、一対一の関係になる個別の恋愛パートは個人的には少し減速したように感じたし、何より一番気に入ったキャラクターにルートが用意されてなかったのが残念だった。ありがちなバグ。

登場人物の大半は何かしらの犯罪者なんだけど、それぞれに理由や理想を持っていてそうなったものなので、最初は理解できない!と思っていた子もゲームが終わる頃には何となく許せるというか、人間臭さみたいなものに親近感を持ってしまう。これがこのゲームの描きたかったものなのかなと思う。

だけど、ストーリーの一番最後に一番の悪役のように描かれるキャラクターがいて、私はその人の何が悪いのか全くわからず、今までのストーリー中にさまざまな悪をひとつのあり方として許してきたのに、その人だけ明らかな告発を受けているのもどうしてそうなっているのか理解できず、もやもやしたままエンディングを迎えてしまった。

エンディングはよくわからなかったけど、世界観は好きだったしキャラクターたちもみんな好き。発表されている続編も遊びたいと思っている。発売が楽しみ。